最終更新日:2016/04/19
計画概要
平成24年1月に改訂した北九州港港湾計画において、航路・泊地等の港湾整備や企業の経済活動及び都市活動から発生する浚渫土砂・一般廃棄物等を処理するため、響灘東地区に新たな海面処分用地計画(100ha)を位置づけました。
北九州港港湾計画 環境配慮検討会
平成23年4月に公布された環境影響評価法の一部を改正する法律において、事業の早期段階における環境配慮を図るため、事業の位置・規模等の検討段階で環境保全に配慮しなければならない事項についてまとめた計画段階配慮書の作成が義務付けられました。
計画段階配慮書手続きに係る規定の施行前(平成25年4月1日施行)でしたが、港湾計画策定時の環境省意見を踏まえ、自主的に計画段階配慮書に準じた手続きを行いました。
具体的には、計画策定までのプロセスや複数案の比較評価結果を明らかにし、パブリックコメントや環境省意見及び学識経験者の助言を踏まえながら、処分場計画に係る環境配慮について検証するとともに、今後の環境配慮事項について検討を行いました。
○開催日平成24年8月10日、11月12日
○委員名簿 [PDF:21KB]
○北九州港港湾計画 環境配慮検討会報告書 [PDF:3,472KB]
○参考資料 [PDF:3,589KB]
環境影響評価について
響灘東地区処分場の事業実施については、当面、本市が必要とする廃棄物処分場(約22ha)と浚渫土砂を受入れる土砂処分場(約16ha)の合わせて約38haを目指します。
また、埋立面積が25haを超えることから、北九州市環境影響評価条例に基づく手続きを行いました。
環境影響評価(アセスメント)とは・・・
開発事業が自然環境や生物などに与える影響をあらかじめ調査・予測・評価し、その結果を公表して、一般の方々や地方公共団体などから意見を聴き、それらを踏まえて、環境保全の観点からよりよい事業計画を作る制度のことです。
本事業における環境影響評価手続きは、工事着手前までに①方法書手続き、②準備書手続き、③評価書手続きを行いました。
【進捗状況】
<環境影響評価方法書手続き> 平成25年3月~平成25年6月
まず、環境影響評価方法書の手続きを行いました。環境影響評価方法書とは、自然環境や生物等へ与える影響について、どの様な方法で調査・予測・評価していくのかということを示したものです。
<環境影響評価準備書手続き> 平成26年4月~平成26年6月
次に、環境影響評価準備書の手続きを行いました。
環境影響評価準備書とは、環境影響評価方法書手続きで示された事項(調査対象や調査方法)について、調査・予測・評価の結果を示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方をとりまとめたものです。
<環境影響評価書手続き> 平成27年8月~9月
最後に、環境影響評価書の手続きを行いました。
環境影響評価書とは、準備書に対する市民や市長の意見を踏まえ、準備書の内容に検討を加えたものであり、この手続きの完了をもって、事業を実施していくこととなります。
方法書手続き、準備書手続き、評価書手続きについての詳細は、 北九州市公式ウェブサイト
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/kankyou/00600063.html
をご覧下さい。
公共事業評価について
響灘東地区処分場整備事業は、平成25年度に公共事業事前評価を行い、平成26年度に事業着手して以降、現在まで工事を進めてきましたが、近年の物価上昇の影響をはじめとした要因から、総事業費を見直すこととし、それに伴い、事業期間が延長することになったため、令和5年度に公共事業再評価を行いました。
再評価の結果、外部有識者で構成される「公共事業評価に関する検討会議」において、全ての構成員から、事業継続に異論はないとの意見をいただきました。
また、事業を進めていくにあたっては、①事業の必要性やコスト等について、市民に分かりやすく説明すること、②事業期間がこれ以上延びないよう、着実に事業を進めること、の2点について、特に留意すべきであるとのご意見も併せていただきました。
開催日
令和5年12月26日(火)
資料
議事録
公共事業評価に関する検討会議及び市民意見を踏まえた市の対応方針
令和6年1月19日から2月16日まで、公共事業再評価に対する市民意見を募集し、上記検討会議意見も踏まえた市の対応方針を決定しました。
|